麝香揚羽は日本では数少ない「毒蝶」としての擬態
のモデルになっいる代表です。
香気を放つ蝶に興味を持ち観察する事にしました。
私の書斎に春を待つ1頭の蛹が越冬中です。

2001.2.21 羽化しました。抜け殻です。
ジャコウアゲハ
別名ヤマジョロウChinese Windmill
Byasa alcinousKlug

Mt.ohtaki.Kagawa
11.XIII.1999
ジャコウアゲハの飼育
ジャコウアゲハ属はインドから中国.日本
スンダランド.フィリピン.セレヘ゛スに至る東洋の熱帯.亜熱帯に分布し28種からなる。

日本のものはヒマラヤ型分布種。
人工的に休眠蛹を羽化させるには10C(30日間)-5C(30日間)-10C(30日間)-25C
の処理をすれば80%は羽化する。                   多摩動物公園の飼育例
ウマノスズクサに産み付けられた卵
食草の葉裏に1個から数個産みつける。大きさ約1.6mm

本来は丸い形状ですが、
産卵時に付着物をつけて
タマネギ型にしてしまう。
羽化幼虫は接着面を残し卵殻を
ほとんど食べる。
その後
食草のウマノスズクサを食べる。
この幼虫時代に体内に
毒を取り込む事で毒蝶になります。
Umanoshuzukusa
Aristolochia debilis
多年草の蔓草
和名は果実の
様子が馬の首
にかける
鈴に似ている
事による。
日本には
ウマノスズクサ科は
5種が記録
されている。

生育地   土手.野原
分布 本.四.九.沖
蛹化する時は食草を離れる事が多い。蛹期は11-15日、休眠するものは7ヶ月から9ヶ月に及ぶとされています。「お菊虫」と呼ばれ
「美人の幽霊が縛られている姿」を表す。

2001.1.20現在 体長25.5mm
             幅  9.5mm